頸椎椎間板ヘルニア
2025/03/28
頸椎椎間板ヘルニアとは??
背骨は24個の椎骨(ついこつ)という骨が積み重なってできており、
その中で首の部分にあたる7つの骨を「頸椎(けいつい)」と呼びます。
この椎骨同士の間には「椎間板」と呼ばれるクッションのような組織があり、
衝撃を吸収し、首の動きをスムーズにする役割を果たしています。
頸椎椎間板ヘルニアは、この椎間板の中にある髄核(ずいかく)というゼリー状の物質が、
椎間板の外側を破って飛び出し、近くにある神経を圧迫することで痛みやしびれが生じる病態です。
主な原因と誘因は??
頸椎ヘルニアは、さまざまな要因が重なって発症します。
主な原因は以下の通りです。
・姿勢不良(猫背・ストレートネック)
特に長時間のデスクワークやスマートフォンの使用などにより、
首が前に突き出た姿勢が続くと、頸椎にかかる負担が大きくなります。
・加齢による椎間板の変性
年齢とともに椎間板が劣化し、クッション機能が低下することでヘルニアを発症しやすくなります。
・外傷や過度な負担
交通事故やスポーツなどで首に強い衝撃を受けた場合や、
過剰な筋肉トレーニングで頸部にストレスがかかる場合もリスクとなります。
頸椎椎間板ヘルニアの主な症状とは??
頸椎ヘルニアの症状は、どの神経が圧迫されているかによって異なりますが、
以下のようなものが代表的です。
・首や肩の痛み
・腕・手指への放散痛(ピリピリ・ジンジン)
・手のしびれや感覚異常
・腕や手の筋力低下
・動かしにくさや細かい動作の困難
・頭痛・めまい・ふらつき
軽症であれば、安静や保存療法で自然に治癒するケースもありますが、
症状が長期間続いたり悪化した場合には、早期の治療が重要です。
りまーる接骨院での治療方法
りまーる接骨院での治療アプローチ
整骨院では、手術をせずに自然治癒力を高めながら症状の改善を目指す治療を行います。
以下は、当院で実際に行っている主な治療法です。
① 問診と姿勢・動作チェック
まずは、丁寧な問診で痛みの出方やしびれの範囲、日常生活での困りごとを詳しく伺います。
さらに、姿勢のクセや頸椎の可動域、筋力バランスなどをチェックし、
原因となる動きや姿勢の問題点を見つけていきます。
② エコー検査(必要に応じて)
整骨院では超音波エコーを活用して、筋肉や靭帯、関節の状態をリアルタイムで観察します。
MRIほどではないにしろ、筋肉の硬さや炎症の有無などを把握でき、
施術の方向性を明確にすることができます。
③ 手技療法(筋緊張の緩和)
頸椎周囲の筋肉(特に僧帽筋、肩甲挙筋、胸鎖乳突筋など)が過緊張を起こすと、
神経の通り道が圧迫されて症状が悪化します。
そのため、優しい手技で筋肉の緊張を緩め、血流を改善させていきます。
④ 骨格・姿勢の矯正
猫背やストレートネックのある方は、
頸椎や肩甲骨のアライメント(骨の配列)を整える矯正治療を行います。
正しい姿勢が定着すると、椎間板への圧力が減り、再発予防にもつながります。
⑤ 電気治療・超音波治療
低周波やハイボルテージ、超音波機器などを使用して神経や筋肉に直接アプローチし、
痛みの緩和と自然治癒の促進を図ります。
特に慢性的な首肩こりや神経痛の緩和に効果的です。
⑥ ストレッチ・運動療法
症状が落ち着いてきたら、頸椎周囲の柔軟性や筋力を回復させるリハビリに移行します。
ピラティスベースのインナーマッスルトレーニングを導入し、正しい身体の使い方を習得していきます。
まとめ
頸椎ヘルニアは、首から腕にかけてのしびれや痛みを引き起こし、
日常生活に大きな影響を与える厄介な疾患ですが、
整骨院での適切なアプローチにより、痛みを和らげながら、原因そのものにも働きかけることが可能です。
りまーる接骨院では、エコーによる評価、手技療法、姿勢改善、リハビリまでトータルで対応し、
「痛みを取る」だけでなく「再発させない身体づくり」を目指しています。
「最近、首や肩に違和感がある」「手にしびれが出てきた」などの症状を感じている方は、
早めの相談が改善のカギです。ぜひお気軽にご相談ください。
あなたの健康な毎日を、私たちが全力でサポートいたします!