胸郭出口症候群
2025/03/14
胸郭出口症候群の原因
胸郭出口とは、鎖骨の下あたりから脇にかけての神経や血管が通るスペースのことを指します。
この部分には、鎖骨、第一肋骨、斜角筋、小胸筋などが密集しており、
何らかの原因でここが狭くなると、神経や血管が圧迫され、症状が出現します。
主な原因は以下の通りです。
・姿勢の悪化(猫背・巻き肩)
長時間のデスクワークやスマートフォンの操作で猫背になると、
肩が内側に巻き込み、胸郭出口が狭くなることで神経や血管が圧迫されます。
・筋肉の過緊張(斜角筋・小胸筋の硬直)
首や肩の筋肉(特に斜角筋や小胸筋)が過度に緊張すると、胸郭出口が狭くなり、症状を引き起こします。
・骨格の問題(肋骨や鎖骨の位置異常)
先天的に第一肋骨が大きい方や、鎖骨がずれている方は、胸郭出口が狭まりやすくなります。
・過度な筋トレやスポーツ
ウェイトトレーニングや投球動作など、肩周りの筋肉を使いすぎることで、
胸郭出口が狭くなり、神経や血管が圧迫されやすくなります。
・女性に多い体型的な要因
なで肩の方は鎖骨が下がりやすく、胸郭出口が狭まりやすいため、症状が出やすい傾向にあります。
胸郭出口症候群の症状
・首から肩、腕にかけてのしびれや痛み
・腕を上げると症状が悪化
・手や指の冷え、チアノーゼ(青白くなる)
・握力低下、手の細かい動作がしにくい
・肩こりや背中の張りが慢性的に続く
・長時間のデスクワークで腕がだるくなる
特に、「長時間スマホやPCを使っていると腕がしびれる」
「バッグを肩にかけると痛みが増す」などの症状がある場合、胸郭出口症候群の可能性があります。
胸郭出口症候群のりまーる接骨院での治療法
胸郭出口症候群の治療では、神経や血管の圧迫を改善し、姿勢を正しく整えることが重要です。
整骨院では、以下のような施術を組み合わせて、症状の根本改善を目指します。
1. 検査による状態の確認
整骨院では、各々の検査を用いてどこが要因になっていて症状が出ているのか?を確認します。
2. 手技療法(マッサージ・筋膜リリース)
首や肩の筋肉が過度に緊張している場合、手技療法で筋肉の緊張を和らげます。
特に、斜角筋や小胸筋の硬さをほぐすことで、胸郭出口の圧迫を軽減します。
3. 姿勢矯正(猫背・巻き肩の改善)
猫背や巻き肩の姿勢が原因となる場合、骨格の歪みを整える治療を行います。
胸を開くストレッチや肩甲骨の動きを改善する施術を行い、正しい姿勢へ導きます。
4. 電気治療・超音波治療
痛みが強い場合には、電気治療や超音波治療を用いて、筋肉の緊張を緩和し、
血流を促進します。これにより、神経や血管の圧迫が改善し、症状の軽減が期待できます。
5. テーピングやサポーターの活用
肩や鎖骨の位置を正しく保つために、テーピングやサポーターを活用することも有効です。
特になで肩の方は、肩の位置を調整することで負担を軽減できます。
6. リハビリ・エクササイズ指導
症状の改善後は、再発防止のためにストレッチや筋力トレーニングを指導します。
特に、肩甲骨を正しく動かすエクササイズや、インナーマッスル(体幹)を
鍛えるトレーニングを行うことで、正しい姿勢を維持しやすくなります。
まとめ
胸郭出口症候群は、放置すると慢性化し、日常生活に支障をきたすことがあります。
しかし、整骨院での適切な治療とセルフケアを組み合わせることで、改善が可能です。
りまーる接骨院では、エコー検査を活用した的確な診断と、手技療法・姿勢矯正・リハビリまで、
患者様一人ひとりに合わせた治療プランを提供しています。
「腕のしびれや肩の違和感が続く…」とお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください!